訃報

ポストに訃報が届いていました。

 

京都時代のバイト先でお世話になったYさんが

昨年11月に亡くなったそうです。

彼が「おつりの人生」と語っていた通り、

63年の短い人生でした。

 

人生の敗北者が集まる京都駅前の場末の仕事場で、

唯一の良心であったYさん。

若かった僕に目をかけてくれ、

よく京都タワーホテルのバーに連れて行ってくれました。

僕はその仕事場で自分の安っぽいプライドをへし折られ、

「自分は何物でもない」という事を学びました。

 

人生は案外と短いかもしれません。

雑音を消して、自分にとって本当に大事なものだけを

手の中に生きて行くべきだと思います。

 

Yさんのご冥福をお祈りします。