明け方、鼠の幽霊を見ました。
布団の脇にいた小鼠を捕まえようと手を伸ばしたら、消えた。
風邪のせいでしょう。
池袋という街は、陰惨で駅から出たくない場所です。
デパート以外に行きたい所は全く無い。
でも、東口を出ると、
みんなどこへ向かっているのか、いつも不思議に思います。
サンシャイン通りには人が溢れ返っていますが、
いったいこの人達はどこへ吸い込まれて行くのだ??
池袋駅の結界を抜け、旧巣鴨プリズンの慰霊塔サンシャイン60へと
続く霊道に続々と人が流れて行くのは実際気味が悪い。
でも、いざサンシャインシティーに入ってみると、
照明をいくら照らしてもどこか薄暗い、
あの薄気味悪さが妙に心地良いです。
風邪のせいでしょうか、
今、妙にサンシャイン60に行きたい。
行って死者に近づきたい。
病気って、ほんの少し死に近づく事なんですね。
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