ごめんなさい

こんなに降っちゃって、鬼怒川も溢れちゃって、ほんっとにごめんなさい。

それもこれも雨男ハシモトの誕生日だったせい。もうこんな自分イヤって思うのよ。でも、どうにもできないの。どうしたって降っちゃうのよ！だからもう、わたしなんか構わないであなたは前に進んで欲しいの。ううん。いいの。わかってる。いや、そうじゃないわ、違うわよ。そんな事を言ってるんじゃないの。だってそんな事あなたに言える訳ないじゃない。ごめんなさい。この先はもう口にできないわ。きっとあなたが思っている通りよ。わたしにはもうそれしか言えないの。許して。あなたの事忘れないわ。いいの。送らないで。傘もいらない。惨めになるから。