車を走らせていると、急に何となくそんな気分になって、父の墓参りに行ってきました。
霊園に面した森の木々を背景に、赤とんぼがゆゆらゆら飛び交っています。墓石に水をかけ、手を合わせて父にお願いを。ちょっと落ち込んでいる証拠かな。
帰りがけに実家に寄り、お茶を頂いてから帰ろうとすると、「お兄ちゃん、これ使う?」と生前父が使っていた一澤帆布の鞄を母が出してきました。
これ、10年以上前に父が京都に遊びに来た時に求めたものです。まだお家騒動が勃発する前の一澤帆布。あの時の夏は暑かったなあ。
すかさず「洗っておいたから!」と洗濯好きな母が言うのですが、一澤帆布は防水加工されているので、洗うと布の腰が抜けてしまうのです。それでも「年寄りが使っていたものは汚いのよ!」と言って憚りません。ははは・・・
墓参りの後なので、持ってけって事でしょうかね!
ありがとうお父さん。
コメントをお書きください