絵本

先日、「かばんねこ」の絵本を読んでくれた方から激励のメールを頂きました。(ありがとうございます!)

もう10年も前のノベルティーグッズに対して感想を頂けるのですから、やっぱり絵本って凄いなあと思います。

 

でも、何と言ったらいいのか・・・

 

童美連にいた時に、あんびるやすこさんが言っていた事を思い出します。

あんびるさんが西巻茅子さんにインタビューをしたことがあったそうです。その時、西巻さんが仰っていたのは、「一番最初の作品である「わたしのワンピース」を超える作品は未だない。それを越えようとする事こそが仕事のモチベーションである。」と。

 

絵本というのは、ある側面の「本質」を示すものであるべきだと思います。

自分の人生で、その本質を示す事が出来る期間というのは意外と短いのかもしれないなあ。と僕は思います。ひょっとしたら、もう終わっているのかもしれない。

もちろん今でも探求はしています。でも、絵本という形でアウトプットできる期間はそう長くないかもしれないのです。

できなくなっても、しがみついているのが本質を示すことでしょうかね?僕にはそうは思えません。

 

ある占い師が言っていましたが、最初は感じる特殊な能力があったのが、毎日商売を続けるうちに能力がだんだんと鈍っていく。それでも商売を続けないといけないので、そのうちインチキをし始める。そうこうしているうちに能力が消え失せて、全部がインチキになってしまうのだそうです。

ぼくはそんな絵本は書きたくないと思います。