酒の肴

橋本は一人で日本酒を飲む時、つまみを全く口にしません。

つまみを食べるとね、酒の味が変わるんですよ。

口の中が苦くなったり渋くなったりで美味しくない。

そういう人いませんか?

友達と居酒屋に行くとそんな事無粋ですし、色々食べたいのでやんないけどさ。

 

で、今日の酒の肴は革ジャンだよ。

まず40年もののゴートスキンの袖を千切りにして、細切りのピーマンと筍と一緒にごま油で炒めてね、仕上げにコチュジャンを一匙入れてさ。襟のムートンファーなんか、ちょっとちぎって油でサッと揚げたらいいじゃないのさ。ああ、袖のリブは鶏がらスープで煮込んでさ、ちょっとちょっと、よしゑさん、そこの乾燥ワカメ取ってくださいよ。分かってますよ、最後に片栗粉でトロ味を付けろってんだろ?こりゃあUSNのいい出汁が出てますぜ旦那。

 

じゃなくて、

革ジャンを鴨居に吊るして眺めながら酒飲むんだよ。

変なもん喰ってないであんたもやってみな。