こころの病を診るということ

「こころの病を診るということ」

青木省三・著 医学書院

 

この絵は僕が25歳の時に京都で描いたものです。

一見すると恩師である安西水丸の影響が伺えますが、そんな師も今は亡く、残されたものが16年かけて世に出るというのも奇妙な気がします。

経験を積んだからこそできる事もあれば、未熟さ故の情熱にしかできない事もあると思います。

 

「お前はあの頃と変わってしまったんじゃないのか?」

 

この本は自分にそう問いかけてくるような気がして、未熟だった昔の自分が少しだけ羨ましいです。