バウハウス

先日、旧友と飲んでいた時に、「日芸はいつからバウハウス教育じゃなくなったんだ?」との話題が出ました。

 

バウハウス教育って・・・もう、古臭くてやってらんないわ。って感じですが、橋本は何も知らずに日芸に入ったくせにバウハウスが結構好きです。

(今でもデッサウに行ってみたい!)

好きっていうか、「ワルター・グロピウス?ミース・ファン・デル・ローエ?ドイツ工作連盟?そんで最後にナチスに追われる辺りがなんかもうゾクゾクする」って感じ。サラッとしか知らないんですが。

 

大学初年の基礎課程、当時はよく分からない課題が沢山出ましたが、今思うとビジュアルデザインコースのくせに、建築的な要素の課題が多かった気がします。皿を地平線の消滅点に向かって永遠描かされるとか、立方体の石膏を同じ体積で二分するようにデザインするとか・・・

今考えてもよく分からん。

でも、バウハウスや機能主義っていうものを予め教えてくれないからこうなる訳でして、まあ、当時もジジイばかりの教授陣だったので、既に形骸化していたんでしょうね・・・

 

そして日芸は10年ほど前に綺麗に漂白されたような校舎に建て替えられ、山脇巌設計の図書館とか、バウハウスの流れを汲む建築が取り壊されましたので、あそこら辺で日芸はバウハウスとは決別したんじゃないかと思われます。もう付加価値が無くなったんでしょう。

まあ、別にいいんです。

ただ単に個人的に好きだったってだけです。