古い小説には戦前の学校制度が出てきます。
尋常小学校高等科とか旧制中学とか、今と制度が違うので、なんだかよく分かりません。
そこで調べてみると、なるほどね。
今のアメリカ式学校制度と違って、ドイツ式という事らしいです。
時代によって異なりますが、まずは尋常小学校は6年間。その後すぐに働かない子は2年間の高等科へ。中でも成績が良くてお金がある家庭の子は中学校へ進学。(全体の10%程)中学は5年間です。(今でいうと中1から高2まで)その後3年制の高等学校、高等女学校、師範学校、専門学校、士官学校などへ進学。(高校は今でいうと高2から大学2年)ナンバースクールと呼ばれたエリート高校卒業生はスライド式で各地の帝国大学へ行けたらしく、大学は3年制で今でいう大学院1年生まで。といった感じになるのだそうです。
ですから、大学まで行こうと思ったら、中学→高校→大学といった進路を選ばないといけなかったようです。中学4年時に高校へ飛び級の試験があったり、今よりフレキシブルな所もあったりしますが、ただ、制度自体かなり複雑で、相当オベンキョができて、ごく限られた恵まれた子供しか中学には進学できなかった様です。
この時代に大学を卒業した人たちは、僕らの時代と違って相当なエリートだったんですね〜。
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