昨日の墓参りの帰りに買った古いパイロットの万年筆。
軸にネームが入っていたので捨値。でも、大きなニブと、手彫りのネーム書体がいかにも流麗で、金粉が撒いてある辺りからして、これは結構いい物かも?と思って確保したのですが、帰って調べたらかなりのお品らしく驚きました。
何でも昭和33年、パイロット社が威信をかけて発売した超高級万年筆なんだとか・・・高すぎてあんまり売れなかったとかで、幻の万年筆となっているらしい。ニコンSPみたいなもんかね?
でも、今改めて見ると別に特別な所はありません。
ニブは巨大ですが、仏壇カラーでオーソドックスな感じの万年筆。まあ、当時の技術の粋を集めて作られた物が今ではスタンダードになっている。という事なんだと思います。(現在は万年筆自体が遺物になってしまったけど)
でも、デザインはいいよね〜。シェーファーみたいな所もあるのですが、ケバさがなくてやっぱりニッポンで、ちょっと仏教感が漂っている感じがします。
いつもは自分で修理しちゃうのですが、ちょっと恐れ多いので、吸入機構の故障はパイロット本社に出向いて修理してもらおうかな?と思っています。
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ks (月曜日, 08 7月 2024 12:12)
吸入機構はパイロットに出してもおそらく修理できません。機構の中のシリコンサックが固まっているのであれば、外してペン芯を引っこ抜いて掃除して、シリコンサックのみ買えば直ります
はしもと (月曜日, 08 7月 2024 12:25)
ks様
こんにちは。コメントありがとうございます。
僕も自分でやろうかと思っていたのですが、実はこの後、妻と銀ブラついでにPILOT本社に出向き、仰っている通りサックの交換対応をしてもらえました。
もう6年前でコロナ後の今は対面修理を受け付けているか分かりませんが…良い想い出です。
ありがとうございました。