写真みたいにリアルな絵って凄いですよね。
「写真みたい!」って。
でも、だいたいつまらん絵が多い。
ところで。
写真が発明されて既に200年近く経ちますが、実はこの写真の功罪というものもあると思うんですね。僕たちは本当に写真のように世界を見ているのか?と。
視覚というのは、実はかなり主観的で個性のある感覚なんじゃないかと思われます。でも、写真が生まれたばかりに、それが絶対の基準として君臨し、各人の視覚的個性がおしなべて平均化され、感覚が社会的に固定されてしまったのではないか、とも考えられるのです。
写真発明以前の人には風景がどう見えていたのだろうか?
今より数段豊かな世界が見えたのではないかと遠い気持ちになります。
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