打ち合わせ

いつも打ち合わせで使っていた駅前のファミレスが18日で閉店するとの事です。

初対面の編集さんと名刺交換してすぐに二人でドリンクバーに向かうという、妙に気まずいスタイルが結構好きだったのですが、こんな所にもコロナの影響が出ている様です。

 

大体が打ち合わせ自体が無くなりつつあり、以前は「打ち合わせで一ヶ月に一度しか電車に乗らない男」と笑いを誘っていた橋本ですが、2020年は対面での打ち合わせが一件もなく、もう丸々一年電車に乗っておりません。コロナ以降はきっと打ち合わせは完全に無くなってしまうでしょう・・・

確かにリモート会議や電話で打ち合わせできてしまうので、一向に問題はないのですが、「仕事始めに一度会っておきたい」とお互いが思う気持ちも結構好きでした。出かけたついでに都心をぶらぶらできるしね。いつも家に篭っている身としては、仕事で外出できるので楽しみの一つでもありました。寂しい世界になって行くなあ・・・

 

そうそう、ご存知かどうか分かりませんが、仕事相手がデザイナーさんの場合は大概こちらからお伺いする事になり、編集さんの場合はお越し頂ける場合が多かったです。

これはデザイン=欧米型、編集=日本型の流れを汲んだスタイルの系譜があるからだと考察しております。戦後入ってきたアメリカ型のアドバタイジング&エディトリアルと、戦前から続く日本の意匠、出版文化というのは、今でも住み分けがあるようなんです。だから、イラストレーターと挿絵画家って扱いが全然違うんですよ。教科書の世界だとこんな僕でも形だけは「先生」扱いですし。面白いですよね。