天輪

もう買わない。と思っているのですが、安くて良さそうなのがあるとついつい・・・

ジャンクの懐中時計を買ってきてしまいました。

リューズが取れてなくなっているのに、我ながらどうすんだこれ??

でも、ブルースチール針、アールデコ文字盤、クロノメーター表記、で、450円と来ればリューズがなくったって買いたくなるというものです。

帰って裏蓋を開けてみると、やっぱり15石のスイス製の機械が載っていて、ブレゲひげゼンマイ。たいして高級ではないでしょうけど、手でネジを巻いてみると、でっかいチラネジ付きの天輪がグイングイン回って見ていて楽しいです。

 

裏蓋を開けたまま机の上に何気なく置いておくと・・・

ほらほら、やっぱり来た。

カンボがやってきて、「なにこれ〜!」と一生懸命覗き込んでいます。

今の子は時計といえば電池式で、機械式時計の静謐な美を知らんからのう。

カンボと一緒にきらめくムーブメントを眺めていると、機械式時計の美しく精緻な存在は、そのまま時間という神秘に深く繋がっているような気がするんだけど。(クオーツ時計も神秘といえば神秘に違いないが、目に見えんからなあ)

分かるカンボ?