仕事で使っている万年筆で調子が悪い物が2本あります。
どちらもフローが悪くてインクが途切れる。
一本はソフトニブでフレックスが丁度いいんだけど、ストレスなのでお蔵入りしておりました。
それをふと思いついて調整。
まずはルーペで観察。
すると、2本ともペン芯とニブの間にわずかな隙間があるのを発見しました。
インクの出が悪くてついつい筆圧が上がり、長い年月でニブが反ってしまったのかもしれません。
ということで、ダメ元でニブを引っこ抜いてグイグイお辞儀させて、ペンポイントの左右のズレも調整。ついでにペン芯のお掃除。
かなり微妙な調整が必要でしたが、ついに2本ともインク途切れが無くなりました。
詰まってインクの流れが悪いのが原因とばかり思っていたので、ニブとペン芯の接触具合がフローに関係しているとは思いつきませんでした。何事もやってみないと分からん。
万年筆ってペン先を調整しながら使う物なんですね。もう20年も仕事で使っているのに初めて知りました。
そして仕事用の万年筆をあれこれ物色してみるのですが、結局昔から使っているコレが一番いいんだよな。京都のレトロな金物屋で買った60年代のパイロット。たしか7割引で700円だったな。
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