村上春樹ファンのY太に、ワタナベノボルの秘密を教えた所、
「すごい!いいなあ、ゆーやんは。ワタナベノボルにイラスト教わって」などという、現実と非現実が入り混じった事を言い出すので困惑しています。
確かに僕の師匠の安西水丸の本名はワタナベノボルであり、その名を気に入った村上春樹が氏の名前を使ったらしいのですが、ただそれだけの事ですから。
でも春樹好きとしては、身近な人に春樹との接点が急に見つかって嬉しいらしいです。
僕の父は若い頃、アイガー、マッターホルン、モンブラン等を登攀した自称アルピニストでした。現実はただのペンキ屋でしたが、屋根裏部屋に上がると、古い山道具やパネル張りしたモンブランのモノクローム写真などが飾ってあり、若かりし頃の父の伝説じみた雰囲気を味わえたものです。ワタナベノボルもY太にとってはちょっとした伝説なのかもね。
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