早速表面の縫い目にヌリヌリしますよ〜。
シームシールが劣化して縫い目周辺にまでベトベトが浸潤していたので、縫い目周辺も塗ってから超低温でアイロンがけしてみました。
まだ裏面のコーティングが生きているのであまり浸み込みませんが、数回アイロンがけして蝋を周辺に広げるイメージ?でなんとかなりそうです。
処置が終わった所は油を垂らしたみたいにシミっぽくなっていますが、まあいいや。ムラが気に入らなかったら全体に塗っちゃお。
ちなみにこれが父の奇跡のテント。
緊急事態宣言下、極秘裏に決行した霧ヶ峰キャンプ2021ですが、40年経った今も普通に使えるテントって凄い。
タープも父の遺品で、不思議な事にナイロン素地のままだったので、蝋引きして防水加工しました。3年目ですが雨漏りなしです。
このタープはたぶん山岳用品メーカー「エキスパートオブジャパン」に勤めていた、父の岳友Iさんが持ってきた試作品だと思われます。
工作機械で指を何本も飛ばして指がないIさんは、よくうちに飲みにに来たのでした。
「おい!ゆたか〜!」と酔っ払って呼ばれたなあ。
今までは金がないから父のテントを使っているつもりでしたが、雑に扱かわれていた父の道具を修理して使い続ける事が、最近は彼岸の父からの指令の様な気がしてきました。
色が昭和で全然オシャレじゃないから気にくわないけど!
しかしカンボ、かっこいいな・・・
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