大学のクラスの飲み会の幹事をする事になりまして、方々声掛けをしています。
そんな折、Oちゃんが来るかもしれないという知らせが人伝に舞い込みました。
大学1年生の時だったろうか。
後ろの席だったOちゃんが、夏休みに行ってきたニューヨークでもらったカフェのマッチを見せてくれました。
勘違いした僕は「くれるの?」と口にしてしまいますが、相手の表情からそういうつもりではなかった事を悟ります。
「ごめん、いいよいいよ」と辞退したのですが、彼女は少し考えてから「あげる」と結局僕にそのマッチをくれたのでした。
でも、気兼ねがあったんでしょうね。
僕はそのマッチを使わず、27年間机の奥に取ってあったのです。
(学生の頃は喫煙者でした)
だからOちゃんが来るかもしれない。と聞いた時に、そのマッチを真っ先に思い出して探し出しました。
改めてマッチを見てみると、カフェではなく、ナット・シャーマンという歴史のある喫煙具のお店のものです。
調べると、2020年にニューヨークのお店は閉店したそうです。
会えるかな?と期待していましたが、残念ながらOちゃんは私用で参加できないとか。
会ったら是非とも返そうと思っていましたが、こういうものはロマンティックな思い出のままにしておいてもいいのかもしれません。
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