いつも何か磨いている

何かしら磨く行為が好きで、いつもポケットにその時の興味の対象と磨き布を忍ばせている。

そして暇があると取り出して磨く。

今は時計の風防とステンレスケース。

時にはエボナイトの万年筆だったり純銀のアクセサリーだったりする。

布にはコンパウンドが染み込ませてあり、毎日毎日磨いていると、ある時から対象は意外なほど輝き始める。

その輝き始める瞬間にちょっとした喜びがあるのだ。

瞬間を通り過ぎると磨いても磨いても大方平行線なのだが。