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耳管解放症の事

僕は昔から耳管開放症なのだが、これが困った事に病気の様で病気ではない。

歌手の中島美嘉も同じ病で一時期歌えなくなったらしいが、とにかく呼吸音がボフボフ内側に聞こえて疲労感が酷い。

疲れるからこうなるのか、こうなるから疲れるのか因果関係が不明だが、外出先で「耳が繋がる」事が多いので、外に出るのが億劫になってしまう。

 

30代の頃は完治を目指して漢方を飲んだり、針治療をしたり、ヨガをやったりしたのだが、根本的な解決策は太るしかないのだそうだ。子供の時から軽度るい痩な僕としては無理な相談である。

頭を下げたり横になると治るため血行に関係しているのは確かで、痩せていると耳管周辺の肉が少なく、血流も少ないために耳管が開きやすくなってしまうのだと考えている。

 

最近は夏酷く、冬軽微になる傾向を心得てきたので、夏は無理をしないようにしている。

「耳が繋がったら」10分程横になって、また仕事に取り掛かる。

腹が減って血圧が低くなってきても「繋がる」ので、予め食事を取ってから外出するようにする。

また外出先で調子が悪くなった時の為に、ピクニックシートを持参して公園の芝生に寝転がれる様にもしている。

こうやって昔から色々と腐心しているのだが、結局の所、自分の身体に合わせた行動をするしかないと諦めてからの方が気が楽になった。