無洗米がちょっと高い理由

嫁が喜び勇んで米を買ってきた。

玄米から精米してくれるお店で、精米したてでまだ暖かい！無洗米に精米しても同じ値段なんだって！また買いに行く！と鼻息荒く話してくる。

いいんじゃないですかね？

奥様。でもこれ、ちょっと軽い様ですよ。

体重計で量ってみると4キロちょっとだ。

騙されたか！？と思いきや、よく話を聞くと「玄米5キロ」でのお値段だったそうで、そりゃあ精米したら減るはずだ。無洗米にしたらもっと削るわけで、もっと減る。

しかし米はスーパーでしか買った事がなかったので、精米後の量を想像しても無理はない。僕だって気付かなかった。

と、ここではたと気が付いた。

今まで無洗米の方が値段が数百円高いのは「無洗米処理をする手間の為」と思っていた。確かにそれもあるだろうが、無洗米というのは普通の精米より肌ヌカを削って米粒が小さくなる。そのため精米後の無洗米5キロを袋詰めするとなると、精白米5キロより玄米が多く必要になるのだ。その数％分が価格に転嫁されているのだろう。

アラフィフになるまでこんな事に気が付かなかったなんて。

調べた所、無洗米は肌ヌカを取り除いている為、食べられる正味量が多く、米を研ぐ水道代も含めると精白米よりお得なんだそうだ。

でも、洗うお米の方が確実に美味しいと僕は思うんだが…