「北の国から」の連続ドラマ回を観ている。
当時、子供心に北の国からの貧乏感が観るに堪えなかった。
ところが自分が50近くなって再び観ると、黒板家の田舎暮らしは選択的貧乏だという事が分かり、全く貧しさを感じない。
物を大事にしたり、自分で考えて工夫したり、敢えて手のかかる困難な生活を選択し、それを子供たちに経験させる。そして強く生きて欲しいと願う。
45年経ち、日本人の価値観がすっかりが変わったという事もあるだろうが、黒板五郎は本当の意味での貧乏人ではなかった。寧ろ豊な人だったのである。それはあの当時子供だった僕には分からなかった。
ところでこのドラマ、今ではコンプラに抵触するので地上波再放送ができないのだとか…
こういうのが本当の貧困というのだと思う。
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