嫁が喜び勇んで米を買ってきた。 玄米から精米してくれるお店で、精米したてでまだ暖かい!無洗米に精米しても同じ値段なんだって!また買いに行く!と鼻息荒く話してくる。 いいんじゃないですかね? 奥様。でもこれ、ちょっと軽い様ですよ。 体重計で量ってみると4キロちょっとだ。...
今日は朝から妻と図書館へ行ってきた。 普段あまり行かない分館で、そこには郷土資料展示室という部屋がある。 近隣から出土した縄文時代から江戸時代までの出土品を少しだけ展示してあり、竪穴式住居の再現コーナーもあったりして、地味だが結構好きな場所である。 そもそも僕は小さい頃に土器集めをしていた時期があった。...
2024/11/27
「お得崩壊」という現象がある。 かつて橋本博士が発見した「お得は常に崩壊しようとしている」という原理に基づいた現象である。 お得は発生すると同時に希求者諸共必ず崩壊する運命にある。 世界恐慌、ミッドウェー海戦、福島第一原発事故、コロナ禍、ヤフオク、頂き女子等々、世界のトラブルの9割はおおよそお得崩壊に起因する。...
メルカリを始めて一年程だが、沖縄の人と数回やり取りした事がある。 人柄が良い人が多い、印象がする。 一人の女性などは、杓子定規なやり取りの中にも優しさを感じ、可愛くてキュンキュンした。 そして現在発送済みの沖縄の人とは、何故かコメント欄で日常のやりとりまでしている。 今朝など「今日もお互い一日頑張りましょう!」と言われてしまった。...
水仕事で手荒れがする。という事で、嫁がヒアルロン酸配合のゴム手袋を使い始めた。 「これをしてるとプリンセスみたいって思うの。ほら、シンデレラがしているみたいな白手袋。うふふ。」 確かにガントレットタイプでパールホワイトだよ。 確かにな。
志賀直哉が好きだ。 小説の神様と言われ戦前は圧倒的な存在感で人気があったらしいが、今は誰も読まない。 また暗夜行路が彼の代表作のように言われるが、元々彼は短編が得意な人で、僕にしてみればあれは失敗作に近い。 だが僕の様に「最近ガーシー足りてねえな。」と思って暗夜行路を何回も読んでいる様なガーシストには嬉しい存在である。...
上の子が小学生だった頃、最寄り駅近くの絵画教室に通わせていた。 普段は美大受験対策をしたり、一般向けに油彩を教えている様な小さな教室だ。 そこの先生が武蔵野美術大学卒の方で、お迎えの時によく二人で話をした。 ある時、僕がこういう職業なのでかいつまんで経歴を話すと、先生もご自身の略歴を披露してくれた。...
僕の亡父は若い頃にアイガーを登攀した事がある。 1960年代末、父が山仲間と共にアイガーへ入山した時、麓で一人一束薪を渡されたのだそうだ。 言葉も分からないし、この薪が何を意味するのかさっぱり分からない。 皆と笑いながら「いらない。いらない。」と断って登攀し始めた。...
2024/11/20
今日は黒いベレー帽をかぶっている。 帽子が好きなのだ。 数えた事はないが、かなりの数がある。 全くかぶらないものも置いてある。山高帽が良い例で、ほとんどかぶらないくせに幾つも壁に掛かっている。 でもあれは見るだけで良い。そういう帽子の在り方もあるという事だ。 さてベレー帽だが、昨今かぶっているのは女子ばかり。...
先日、22回目の結婚記念日を迎えた。 折り悪くその日は妻が仕事だったので、今日は二人で食事に出かけた。 何の事はない。我らがUnluck亭だ。 ドリンクバーをしこたま飲んだ帰り道、好みの女性の話になった。 僕は薄幸な女が好きである。 夢二式美人の様に壁にだらりともたれ掛かって古畳をむしってる様な、グズグズなよなよが良いのだ。...